宇宙人東京に現わる
変な物好きの人が一度はハマるのがバカ映画探し。
ボクもご多分に漏れず、高校~大学生の頃、
「ロボ道士・エルム街のキョンシー」
「キョンシークエスト2・大霊界から来たUFO」
「必殺! ムーン・ウォーク拳・キョンシーマン」
等の、とりあえず頭の悪そうなタイトルのビデオばっか無差別にバンバン観ていた時期があった。
その手の映画を夢中になって観てた当時は「あー、なんて面白いんだ」……とか無理矢理思い込んでいたものの、こういう映画って、確かにバカはバカなんだけど、映画としてはイッコも面白くないんだよね……。やっぱり「ロッキー」とか観てた方が楽しいのだ。
それに気づいてしまって以降、全然観なくなってしまった。
そんな、B級映画に完璧に洗脳されていた時期に深夜のテレビ欄でタイトルを見つけ「うおッ! こりゃ絶対観なきゃ」と思ったのが「宇宙人東京に現わる」という映画。B級な匂いがプンプンするイカシたタイトル!
しかし、この「宇宙人東京に現わる」は(少なくとも作られた当時は)B級映画でもなんでもなくて、日本初の本格的カラーSF映画という事で、金も気合いも注ぎ込んで結構本気で作られた映画だったのだ。
なので、その頃メチャクチャ観てた他のバカ映画に比べれば果てしなくまっとうなストーリーだし、ちゃーんと作られていた。
そしてなんと言っても作中に出てくる岡本太郎デザインの宇宙人・パイラ人がスゴイのだ。星形の真ん中にでっかい目玉をズドーンとくっつけただけという、おそらく他の人がデザインしてたとしたら、
「手ェ抜くんじゃねえ! デザインし直して来い」
と、グーでぶん殴られそうなかなり大味なデザインなのだが、そこは世界のタロー、誰も文句言えなかったんだろうな。
1956年制作という、まだ一般的な認識としては「タコ型宇宙人」が主流だったんじゃないかっていうような時代に、こんだけアバンギャルドな宇宙人をデザインしてしまった岡本太郎……さすが、どーかしてるよ。
しかも映画中では、この動く岡本太郎作品とも言うべきパイラ人が、釣り針に引っかかって釣り上げられたり、いきなり障子の向こうから覗いてたり、コンサートホールに出没したり、「地球に入れば地球に従えという説もある」なんて渋い台詞を(パイラ語で)しゃべったりと大活躍するのだ。カワイイんだ、コレが。
一応、ストーリー的には核兵器廃絶のメッセージとか入ってたような気がするけど、あまりにもパイラ人のインパクトばっかりデカくて肝心の内容の方はあんまり覚えてないや。
そんなナイスな「宇宙人東京に現わる」が遂にDVD化されるらしいよ。こりゃ~、また観なおさなきゃ。








コメント (5)
これ、めざましテレビで取り上げられてたよ。
さすがヂン様!!流行の最先端ですね。
投稿者: フローレンス | 2005年12月15日 07:56
日時: 2005年12月15日 07:56
やったね、さすが最先端。
中学生の頃から注目してたからね!
投稿者: 北村ヂン | 2005年12月22日 23:39
日時: 2005年12月22日 23:39
これって岡本先生に後で聞いたら「こんなの造ってない」って怒られちゃったんだよね。
投稿者: 匿名 | 2006年01月03日 12:53
日時: 2006年01月03日 12:53
>これって岡本先生に後で聞いたら「こんなの造ってない」って怒られちゃったんだよね。
あ、ホントに!?
岡本太郎的には消したい過去だったのかなー
投稿者: 北村ヂン | 2006年01月15日 04:29
日時: 2006年01月15日 04:29
北村ヂンさま
はじめまして。
TBさせて頂きました。
確かに「タコ型宇宙人」ではないってだけで、すごい事ですね。
投稿者: IZO | 2006年01月29日 07:13
日時: 2006年01月29日 07:13